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机の下の秘密基地
……プロ家庭教師ごん太の小さな発見……
川崎ハロウィン2013【5】
前回のつづき。

今回は川崎ハロウィン2013で起きたその他の細かいエピソード集です。

●光輝くツタンカーメン

土偶とツタンカーメン

パレード中、すぐ近くにツタンカーメンがいたので土偶と2ショット写真を撮らせてもらった。日本史と世界史の夢の共演みたいで面白い絵になっていた。沿道にいた一人のお客さんも気付いて我々の写真を撮り始めたのだが、「あれ〜、なんか光っちゃうなあ…」とつぶやいていた。そりゃ光りますよ、ツタンカーメンがこれだけ金ぴかなんだから…(笑)

●ちょっと違う

カメラ係として参加してくれた妹によるとたくさんのお客さんが「土偶だ〜!」とか「埴輪だ〜!」と声を掛けてくれたそうだが、中に一人だけ「はなわだ〜!」とちょっと間違った声を掛けてきた人がいたらしい。あまり日常で使う単語ではないからとっさに声を掛けようとして少し間違ってしまったのだろうか。

●黒子の帽子は丸投げ

海賊帽子

既に書いた通りとにかく製作が遅れており、黒子の帽子も本当は自分で作る予定だったが明らかに時間がなかった。そこで前日になって妹に断片的な材料(写真の帽子と30cm四方の黒い布きれ1枚)を渡し、「あと足りない材料は自分で考えて、明日までに仕上げてくれ!」と丸投げした。それまで全く製作に関わっていなかった彼女にとって青天の霹靂だったはずだが、翌日にはちゃんと完成品が仕上がって来た。顔の前に垂らす半透明の布をどうするか(と言うかどこから調達するか)が最大のネックだったらしいが、近所の100均で使えそうな材料を念入りに探し続け、最終的にカー用品コーナーに置いてある日よけカバー(夏とかによくフロントガラスに置くやつ)が使えると閃いて完成への道が開けたらしい。

完成した黒子帽子

●粘土の値段

土偶も埴輪も表面は粘土で覆ったため、大量の粘土が必要となった。近所のダイソーで取り寄せてもらい80袋の粘土を購入したのだが、それを家に持ち帰ると奥さんが「これ、何?」「ダイソーで粘土を80袋買ってきたんだ」「80袋ってことは8,000円ってこと?」「い、いや、ちょっと計算してないから分からないなあ…」という苦しいやり取りが交わされた。(ちなみにその後、それでも足りずにさらに80袋ほど買い増ししたことはまだ伝えていない)

●どんな仕事!?

当日、自宅の駐車場で土偶と埴輪を車に積み込んでいたところ、マンションの管理人さんがやって来て「お仕事大変ですね」と声を掛けてくれた。むしろ完全に趣味なのだが、一体どんな仕事だと思ったのだろうか…?

 

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川崎ハロウィン2013【4】
前回のつづき。

○川崎ハロウィン2013当日(後編)

軽く町を流してから、いよいよステージ審査(一次審査)です。ステージに登るための小さな階段ですら土偶・埴輪にとっては相当の難関で、登るのにかなりの時間を要します。他の大型仮装者もここには苦労していたので、来年以降はぜひスロープをつけて欲しいところです。

ステージに上がった土偶と埴輪

ステージ審査は約10名の審査員の前に出て軽い質疑応答が行われます(10秒以内でパフォーマンスをしてもOK)。私たちのグループは司会の人から作り方についていくつか質問をもらいましたが、あまり土偶・埴輪を選択した理由をアピールできず少し失敗してしまいました。我々の前後の組には後で入賞することになる大物もちらほらと見受けられました。

マリオカートチーム
↑マリオカートチーム(マーチ君賞受賞)

磯野家チーム
↑磯野家チーム。
 今年度のグランプリ(優勝)チーム。

アメリカの人形?チーム
↑アメリカの人形?の二人組チーム。
 特殊メイクアップ賞受賞。

プレデター(2013)
↑プレデター。
 映像のまち・かわさき賞受賞。

ステージ審査が終わったあとはいったん休憩。着ぐるみを車に片付け、適当なレストランでお昼ごはんを取りました。そしていよいよ最大の山場であるハロウィン・パレードです。川崎駅東口の周辺一帯を1.5kmに渡って約1時間かけてパレードしました。沿道には観客がごった返しており、ものすごい盛況ぶりでした。我々のグループにもたくさん声を掛けてもらい、カメラを向けて下さる方も多くいました。

パレードの様子(2013)

そして再び会場へと帰還し、そのまま各賞発表へ。残念ながら我々のグループは念願の入賞を果たすことができませんでした。会場や沿道では多くのお客さんから声援を頂いていたので、テクニックと言うかアピールの点で足りない部分があったのかなあと反省しています。

入賞できなかったことは大変残念ですが、今回の作品は自分の実力以上の完成度に達し、そして多くのお客さんに喜んでもらえたことを大変嬉しく思っています。これもひとえに製作を手伝ってくれた友人(ドクターK・ハートマン軍曹・ラッキーユーキ・あんず・あんずパパ etc)、それに製作に打ちこんでばかりの私を文句も言わず支えてくれた家族のお陰だと感謝しています。みなさん、本当にありがとうございました。

そんなこんなで今年のハロウィンは終了したのでした。次回はその他の細かいエピソード集をアップします。その後は製作の様子を写真とともに記事にしていく予定です。

つづく

 
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川崎ハロウィン2013【3】
前回のつづき。

○川崎ハロウィン2013当日(前編)

そして当日の朝9時半。会場であるラチッタデッラ近くのコインパーキングに私・ドクターK・ハートマン軍曹の3人が集合しました。

駐車場に集まったメンバー

ドクターKが土偶に入り、ハートマン軍曹が埴輪に入ります。土偶と埴輪は視界が狭く歩くスピードも遅いので、それに加えて私が黒子の衣装を着て二人のナビゲート係となりました。

出陣する土偶と埴輪

まずは軽くラチッタデッラを流します。予想通りその知名度の高さから、小さな子供からお年寄りまで様々な人に声を掛けてもらったり、写真を撮ってもらったりしました。

子供たちと土偶・埴輪

お姉さんたちと土偶・埴輪

カメラおじさんと土偶・埴輪

そしてここでいったん、基地(コインパーキングに停めた車)に戻ります。すると何と言うことでしょう。埴輪を着ていたハートマン軍曹が、まるで服を着たままサウナに入ったのかと思うくらい大量の滝汗をかいています。

汗だくのハートマン軍曹

汗だくのハートマン軍曹2

段ボールのベースを粘土で覆った保温性の高い構造である上、土偶に比べて身体に密着するきつきつの衣装であるため、埴輪の中は猛烈に暑いようです。何せ完成したのが今朝だったため、ハートマン軍曹が初めての着用者であり、まさかここまで苦しいものだとは予想していませんでした。

20分でこんな状態になってしまうようでは、1時間以上に及ぶパレードでハートマン軍曹が蒸し焼きになってしまいます。そこで対策として「長袖シャツからより薄手の半袖シャツにチェンジ」「着用前に十分な水分補給」「薬局で購入してきた冷えピタを身体の各所に貼る」という対策を施しました。結果、何とかこの日は最後まで倒れることなく埴輪の中の人として活躍し続けてくれたのです。ありがとう、ハートマン軍曹!

(つづく)


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川崎ハロウィン2013【2】
前回のつづき。

○川崎ハロウィン2013前日

今回の土偶・埴輪の製作には半年以上を費やしました。その詳しい製作方法についてはまた別途まとめますので、今回は前日の様子をレポートしていきたいと思います。

半年以上かけて製作していたにも関わらず、本番前日の段階で土偶・埴輪はまだ完成していませんでした。緊急事態…いや、異常事態です。そこで私はこれまでも時々製作を手伝ってくれていた盟友ドクターKに電話を掛けました。「ドクター、大変だよ!土偶・埴輪がまだ完成してないんだ…もうお終いだ…」するとドクターKは嫌な顔一つせず、電車を乗り継いで我が家へやって来てくれました。そしてそこから朝まで徹夜で最後の仕上げを手伝ってくれたのです(※ちなみにドクターKは翌日の本番で土偶の中に入る担当であり、本当なら十分な睡眠をとって体調を整えておくべき立場でした)。

塗装するドクターK
↑10月の寒い真夜中にベランダで
 埴輪の塗装作業をするドクターK

そして半年以上の製作期間を経て、ついに土偶・埴輪がまぶしい朝日の光を受けながらその完成した姿を現しました!

完成した土偶・埴輪

「ドクター、本当にありがとう!それじゃあこいつらを車に積み込んで、急いで二人で川崎に向かおう!」

そして土偶・埴輪を積み込んだ状態の車がこちら…

後部トランクルーム
↑後部トランクルーム

後部座席
↑後部座席

助手席
↑助手席

ごん太:
「ド、ドクター…これじゃあ…」

ドクター:
「ふむ、どうやら僕の乗るスペースはないようだな。じゃあ、僕は電車を乗り継いで川崎まで向かうから、君は早く行きたまえ」

ごん太:
「ド、ドクター…!!」

私は涙をこらえながら川崎に向けて車を発車させたのでした。

つづく


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川崎ハロウィン2013【1】
今年も川崎ハロウィンに参加してきました!

ご存知ない方のために軽く説明をしておきますと、あまり広く知られている事実ではないのですが、川崎で行われるハロウィンイベントは日本でも最大級の規模を誇り、なんと3000人を優に超える人々が仮装した姿をして町にあふれかえるんです。

そして、私の今年の仮装はこれです!

土偶・埴輪・黒子


○なぜ土偶・埴輪なの?
まずなぜ土偶・埴輪を選んだかについてご説明します。ハロウィンと言うと普通の人は「ドラキュラやゾンビなどお化けの衣装を着るものじゃないの?」と思うことが多いでしょう。確かにそれがハロウィンの一番一般的なイメージだと思います。それではハロウィンとは一体何なのか。少し調べてみると分かるのですが、元々は古代ケルト民族の死者の祭の日でした。そこにローマやらキリスト教の影響が加わり、ごった煮のような状態となって現在に至ります。国や地域によってもその行われ方には様々なバリエーションがあるようです。つまり簡単に言うと「起源となったコンセプトはあるものの、代々正式なやり方で脈々と受け継がれてきたというようなものではない」ってことです。

そうした背景からか、日本では宗教色はあまりなく、単なる仮装パーティーのような位置付けで普及している状況です。これをおかしいと感じる人もいるようですが、どうやら本場アメリカでも同じような状況にあるようです。ハロウィンと言うとスパイダーマンやバットマンの仮装も定番となっていますが、そうしたことからも本場アメリカにおいても十分仮装パーティーの性質を帯びていることが分かります。アニメ・ゲームの仮装者が集まるイベントは他に多くありますが、ジャンルを問わない純粋な仮装イベントと言うのはほとんどないので、川崎を中心としたハロウィンイベントは非常に貴重な存在だと思います。

そして私は今回、例年以上に気合いを入れて川崎ハロウィン2013に臨みました。まずはテーマを決めるところから始めました。私は持論として「子供からお年寄りまで、誰にでも分かりやすい題材を選ぶ」ということを重視しています(これまでの福沢諭吉映画泥棒BIGマンなどもそうでした)。そして今回はそれに加え「何でもありのハロウィンと言っても起源は死者の祭」「欧米から入って来て日本にも定着しつつあるハロウィンで日本的なモチーフは何か?」ということを考えました。その結果、誰もが教科書で一度は目にしたことがあり、そして自然崇拝・死者の弔いのために作られた土偶・埴輪が最適な題材ではないかと考えるようになりました。

土偶・埴輪のアップ

土偶のアップ

前日編へつづく


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スマホの液晶が割れて操作不能になっても【2】

前回のつづき。

▲泪Ε垢鮴楝海垢

ある程度のデータはUSB接続で取り出せることが判明したが、もっと完璧にデータを回収したい。そこで「スマホにマウスを接続して操作するなんてことはできないのだろうか?」と思いネットで調べてみたところ、最近のスマホではまさにそういったことが可能であることを知った。用意したものは電器店で600円くらいで購入した「microUSB-普通のUSB変換コネクタ」と家に転がっていた普通のUSB接続マウスである。本当にそんなことができるのだろうか?恐る恐るそれらを接続してみたところ…


usb-Musbアダプター
(↑スマホに普通のサイズのUSB機器をつなぐための変換ケーブル)

スマホとマウス
(↑スマホとマウスを接続した図)


マウスポインタ
(↑クリックで拡大)

できた!

本当にスマホの画面上にポインタ(矢印)が現れ、この2日間全く操作できなかったスマホが再び自由に動かせるようになったではないか!

あとは新しいスマホに赤外線でデータを送るなり、アプリを立ち上げて新機種への移行操作を行うなり、いくらでも対処の仕様があるというものである。


○あきらめなくてよかった

今回私が感じたのは「ドコモショップの対応はちょっとひどいのではないか」ということである。壊れたスマホを持ちこんだところ、対応してくれた係員はそのスマホをあまり細かくチェックすることもなく「ではこちらの用紙に記入をお願いします。データを取り出すことは…残念ながらできません」と告げてきた。しかし実際は上記の通り余裕で回収することができた訳である。私が疑り深い人間だったから良かったものの、この言葉を信じてデータを失ってしまった人が世の中に大勢いるんだと思うと大変残念である。おそらくドコモはそのような個別の問題に対応しないという方針なんだと思うが、百歩譲ってそうであったとしても「こちらでは対応していませんが、データを取り出せる可能性はあります」と教えてくれればいいじゃないかと思う。ネットで調べると分かるが、そういう故障した携帯・スマホのデータを回収する業者がいくらでもあるのである(ちなみに料金は最低でも8,000円くらいはする)。

もっと言えば本体に関する情報はドコモが一番持ってるはずだから、「こちらでは対応していませんがタッチができないだけならマウスを接続すれば大丈夫ですよ。費用も1,000円と掛かりませんからやってみてはいかがですか?」と教えてくれればいいじゃないかと思う。今回の店員はそんなことはどこ吹く風、「ただいまドコモではSDカードも販売しております。お客様の現在使われているSDカードより容量と転送速度が高いですのでこの機会にいかがでしょうか?」と勧めてきたのである。そんな営業はいいからもっと大切なことを伝えるようにしてくれ!と思わず叫びたくなってしまった。


※ 関連リンク
スマホの液晶が割れて映らなくなっても


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スマホの液晶が割れて操作不能になっても【1】

先日、私の奥さんが使っているスマホにわずかにヒビが入り、タッチが全く効かなくなってしまった。横の電源ボタンやボリュームボタンは効くのでどうやら液晶(タッチパネル)が壊れてしまったようである。

すぐにドコモショップに持っていったところ「こうなってしまうと操作が全くできないので…データを取り出すことはできません」と言われた。

これまで私たちが撮った子供の写真や心血を注いだパズドラのデータが消える…!?

私はショックを受けたが、何とかデータを取り出すことができないか色々と手を尽くしてみることにした。そして結論から言うとほとんどのデータを無事回収することに成功したのである。今回は同じ状況に陥った人のためにもその様子をまとめておこうと思う。

。妝咤造任弔覆い妊如璽薪樵

まず一番に思いついた方法はUSBケーブルでパソコンとつないでデータを回収するという方法である。早速お店で「microUSB-普通のUSB」というパターンのケーブルを入手してきた。ちなみに100均で「スマホ用充電・転送ケーブル」という名前で売られているものを購入した。

充電・転送ケーブル


そしていざこのケーブルでスマホとパソコンをつないでみると、スマホの内部に保存されているデータの一部がフォルダで表示され、写真データなどは回収することができた。しかしこの方法だとプロテクトが掛かっているせいかスマホの内部のすべてのデータが表示される訳ではない上、パソコンを経由して新しいスマホにデータを移さなければならないので面倒かつある程度の知識が必要となる。もっと良い方法はないものだろうか…?

つづく


※ 関連リンク
スマホの液晶が割れて映らなくなっても


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私をアメフトに連れてって【3】

前回までのあらすじ。
2013年ライスボウルは前半戦が終わったところで7−7の同点。いよいよ後半戦のスタートである。

○第3Q
関西学院が格上チームに対して前半を同点で折り返した。これはひょっとすると番狂わせが起きるのではないか…そんな期待をみなが抱き始めた後半開始早々、関西学院はオービックにタッチダウンを決められてしまい、再び7−14と引き離される。しかし関西学院も負けてはいない。突然フォーメーションを変則的なもの(ワイルドキャットでRBが4人)に変更し、本来認められている作戦タイムを全く使わずに攻撃開始(ノーハドル)。こうすることで自分たちが話し合う時間もなくなるが、逆に相手チームも対応のための話し合いが行えないのである。関西学院はこの試合のために色々な引き出しを準備していたのだ!残念ながらこの攻撃は得点に結び付かなかったが、まだまだ何が起こるか分からないスリリングな試合展開が続く。

○第4Q
7点差を追う関西学院は何としても得点を取りたい状況だが、攻撃がなかなかうまくいかない。むしろ攻撃のターンなのに相手に押し込まれて自陣の方までボールを戻されてしまう。そこで関西学院はパントを選択する。

※パントについて:攻撃権を持つチームがなかなか相手ゴール側に進めないとき、そのまま攻撃し続けていると次に相手チームに攻撃権が移った際に悲惨なことになる(自軍ゴールの近くで相手の攻撃が始まってしまう)。そこで得点をあきらめ、少しでも相手ゴールの方にボールが移動するよう、思い切り蹴り飛ばすことをパントと言うのである。

「関西学院も頑張ったが、やはりこの辺りが限界か…」と思われたその瞬間、関学はボールを蹴るふりをしてランプレーに切り替える!もしディフェンスに取られたら相手の得点が確実になり試合が決まってしまう、一か八かの特攻作戦である。しかしこの攻撃が見事に成功!まずはタッチダウンを成功させ、あとはフィールドゴールを奪えば同点に追いつくというシチュエーションを迎える。

ここで関学はさらに勝負に出る。フィールドゴールよりも成功率は低いが得点が多くもらえるタッチダウンを狙っていったのだ。格上の相手に対してこの作戦、東京ドームのボルテージは最高潮に。そしてこのタッチダウンが見事に成功!関学がこの試合初めてリードを奪い、そして残り時間はあとわずか…。

誰もが関学の劇的勝利を確信した。あとは大きくボールを敵陣に蹴り飛ばせば、このまま逃げ切れる…

ところが、そのパントキックが痛恨のミスキックになってしまった。距離を稼ぐことができず相手チームにカットされてしまい、そこから相手の猛反撃が始まる。そしてついに関学の必死のディフェンスも打ち破られてしまい、オービックが試合終了間際に再逆転のタッチダウンを決める…。

こうして関学は半ば手にしかけていた勝利を逃してしまい、今年のライスボールはオービックの3連覇で幕を閉じた。私はこれまであまりアメフトに注目していなかったが、これからはもっと目を向けていきたいと思わせてくれる素晴らしい試合だった。

(おわり)


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私をアメフトに連れてって【2】
前回までのあらすじ。
友人と二人で2013年ライスボウルを観戦に行ったのだが、なんとかチケットの受け渡しに成功して着席することができた。

※今回はアメフトのルールを知らないと分かりにくい記事なので、要所要所にルール解説を入れました。ルールを知っている方は該当箇所を飛ばして下さいね。

今回のカード、大学生チャンピオンは「関西学院ファイターズ」。一方の、社会人チャンピオンは「オービックシーガルズ」。どの競技でもおおむねそうであるが、やはり社会人チームの方が全国から集まってきた精鋭がさらにキャリアを重ねている以上、実力的には格上である。それでは試合の様子を順に追っていこう。

○第1Q
我々は関西学院の応援席に陣取り、判官びいきで大学生を応援しながら戦局を見守った。すると第1Qでいきなりタッチダウン&フィールドゴールを奪われ、0−7とリードされてしまう。

※アメフトのルールについて:サッカーは前半・後半に分かれるが、アメフトは第1Q〜第4Qの4つに分かれる。また、得点を取るためには2つの方法がある。1つ目がタッチダウン。これはボールを持って相手陣内まで走り込むか、最初から相手陣内に居座っている味方にパスを投げて通す。これがうまく行くと一気に6点ももらえるがちょっと難しい。もう1つの方法がフィールドゴール。H型のゴールに向かってボールを蹴り、うまく上を通過すれば3点もらえる。もらえる点数は少ないがタッチダウンよりも確実。

○第2Q
関西学院は試合開始以降、なかなかパスを通せず苦しい試合展開が続く。そして第2Qも残り時間が少なくなってきたところで、タッチダウンを狙うのをあきらめ、フィールドゴールを狙うフォーメーションに切り替える。私の隣に座る松井くんは、「なんでここでフィールドゴールに切り替えちゃうんだ!プレーが消極的だよ。これで得点できても追いつけないじゃないか。大学生なんだからもっと積極的にいかないと…」と憤慨している。そしてプレー開始。キッカーがボールを思い切り蹴り飛ばすと思いきや…なんと蹴るはずのボールを別の味方の選手がひょいと拾い上げて敵陣に向かって大きくパス!え、でもそんなところに味方の選手なんかいたっけ…あれ、なぜか味方の選手が一人待ちかまえているぞ!パス成功!タッチダウンで一気に同点!

松井くんに今のプレーについて早速解説を求める。「これは…フィールドゴールフェイクですね。作戦をフィールドゴールに切り替えたふりをしながら、実はタッチダウンを虎視眈々と狙っていたんです。あのパスを受け取った選手ですが、「作戦がフィールドゴールに変わったので、俺はキックの選手と交代だな…」とベンチに戻っていくふりをして、実はそーっと敵陣に向かって歩いていってたんです。これまで消極的と思われるプレーを続けていたのはこのスペシャルプレーのための布石だったんですね…」

※選手交代について:アメフトでは「ディフェンス」・「オフェンス」・「キック」など、場面に応じてそれぞれに特化した選手がフィールドに出るため、頻繁に選手交代が行われる。

第2Qまで終了し、試合は振り出しに戻った。いよいよ試合は後半戦に突入する…

つづく

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私をアメフトに連れてって【1】

先日、知人からアメフトの試合のチケットを譲ってもらった。1月3日に行われる『ライスボウル』という試合のもので、大学生チャンピオンと社会人チャンピオンのチームが対戦する日本一決定戦である。

私はアメフトのルールさえよく分かっていないのだが、大学の後輩に「松井くん」という人物がおり、彼は高校時代にアメフト部に所属、大学・社会人になってからはフラッグフットで世界大会にも出場した経験を持つインテリマッチョである。彼に横で解説してもらえば素人の私でもアメフトの試合の面白さが理解できるに違いない。

そんな訳で松井くんを誘って観戦に行くことにしたのだが、彼は当日ちょっとした用事があり、試合開始ぎりぎりの時間にしか到着できないと言う。私はあまり深く考えず「じゃあ、試合開始の10分前にゲートのところで集合しよう」と約束した。

チケットは自由席だったが、まさか正月三が日からアメフトを見る客で東京ドームが一杯になるとは思えない。試合に間に合えば十分だろう。

そして当日、念のため試合開始の1時間前に到着した私は驚いた。ものすごい勢いで群衆が東京ドームに吸い込まれていっているのである。「こ…このペースだと試合開始の10分前に入っても、良い席はおろか、二人掛けの椅子さえ見つからないぞ…」

しかしチケットは友人の分も合わせて私が2枚持っている。そして東京ドームは再入場ができない。つまり私だけが先に入って席を取っておくということができないのである。一体、どうすればいいんだ…

そこで私は思い切って「作戦ウルトラC」を決行することにした。「友人の分のチケットを東京ドーム付近に隠し、私だけが先に入る」という作戦である。チケットが風に飛ばされたり、他の誰かに発見されてしまったら悲惨なことになるが、ここは一発勝負だ。

案の定、私がその後すぐにドームに入った時点でもう良い席はほぼ埋まりかけており、なんとか二人分の席を確保することができた。そして、試合開始10分前になり、約束通り松井くんから電話が掛かってくる。

「ごん太さん、どこにいますか?」

「松井、ゲートの近くに案内所があるだろ?その裏手に行くんだ!」

「なんでそんなところにいるんですか?」

「いいから行け!」

「こんなに混んでるんだから先に列に並んでて下さいよ!」

「着いたか?そしたら、その付近の植え込みに、ところどころ銀色のポールが立ってるだろ?」

「え?ああ、そうですねえ…」

「そのポールの中に1本だけスピーカーが内蔵されてて、音楽が流れてるやつがあるから、そいつを見つけ出すんだ!」

「ちょっと待ってください…いったん電話離しますね……あ、ありました!」

「そしたら、その裏にチケットが貼ってない?」

「あ、ありました!!」

「おお、よかった!!」

こうして我々は無事アメフトの試合を楽しむ準備を整えることができたのである。しかし、この日の試合はこんなトリックプレーなど霞んでしまうほど、ものすごい試合展開のゲームとなるのである…

つづく

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