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机の下の秘密基地
……プロ家庭教師ごん太の小さな発見……
インフルエンザと influence

 

薬

 

先日、高校生の生徒さんに英語を教えていて、influence(影響・影響する)という英単語が出てきた。

その生徒さんが「influenceってちょっと難しい単語ですよねえ。意味を覚えてもすぐ忘れちゃうんです」と言うので、二人で何か日本語に influence が隠れていないか考えてみた。その結果、「インフルエンサー」と「インフルエンザ」の2つが出てきた。授業後、家でもう少しこれについて調べてみたので、備忘録としてまとめておく。

○インフルエンサー
「ブログや youtube などで人々の注目を集めており、その人が情報を発信することによって多くの消費者がその商品を購入することにつながるなど、大きな影響を与える立場にある人のこと」

うらやましい。このブログもそういうつもりで始めてもう12年にもなるが、一体誰に影響を与えているのかさっぱり分からない。と言うか、もはやこの記事自体も書き出しの時点で「備忘録」と言い放っており、完全に個人的なメモと化しているではないか。

○インフルエンザ
そもそもインフルエンザは大昔からある病気なのだが、イタリアの占星術師が「この病気は冬になると流行る。これには星の動きが関係しているからだ。星の影響を受けて発生するから influenza と呼ぼう」と名前をつけ、それがだんだん他の地域でも使われるようになったそうである。ただし、現在の英語では influenza を略した flu という言い方が用いられる場合が多い。

私はてっきり「めっちゃ人から人に移る、影響しやすい病気だからインフルエンザなんだろう」と思っていたのだが、「冬の星に影響される病気」だからインフルエンザだったんですね。

○ついでにインフルエンザの歴史
インフルエンザについて Wikipedia で調べていたら、スペイン風邪もインフルエンザの一種であることを知り、自分なりに気になったポイントをまとめてみた。

そもそもインフルエンザと思われる病気は古代ギリシャのヒポクラテスの記述にも登場しており、大昔からあることは間違いない。

第一次世界大戦の頃に流行った「スペイン風邪」は鳥インフルエンザが突然変異したものと考えられている。発生元はアメリカだったが、大勢のアメリカ兵が第一次世界大戦のためにヨーロッパに渡ったことで、ヨーロッパでも大流行することになった。当時の世界人口12億人のうち約半数が感染し、死者は4000万〜5000万人に及んだ。他の感染症・戦争や災害と比べても、最も多くの人命を短期間で奪った現象であり、このせいで第一次世界大戦の終結が早まったとも言われる。

なぜアメリカが発生源なのにスペイン風邪と呼ばれるかと言うと、ここでも当時世界が第一次世界大戦のさなかにあったことが関係しており、多くの国が戦時中のため情報の検閲を行っていたが、スペインは中立国であったためこの病気に関する主な情報源がスペインとなったからである。


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仮定法で have been to 〜 は使えるか?

 

以下の問題は『高校リード問題集 英文法A』の P109 [2]の(1)より抜粋。

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そのパーティーに行っていたならば、あなたは彼に会うことができたのに。

If you (  ) (  ) to the party, you (  ) (  ) seen him.

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この問題の模範解答は

If you (had) (gone) to the party, you (could) (have) seen him.

となっている。

これに対し、私が指導している高校生の女の子が

If you (had)【been】to the party, you (could) (have) seen him.

のように「had been to 〜」ではダメなんですか?と質問してきた。

この質問に私は考え込まされた。現在完了の「have been to 場所」と言えば、経験と完了(〜に行ったことがある / 〜に行ってきたところだ)という意味を表す熟語であり、上の問題にこの形を入れても「パーティーに行っていたなら」という意味を表しそうな気がする。

悪魔の証明のようなもので、自分はネイティブスピーカーでない以上、見たことがある言い方に対して「その言い方は正しいよ。私も何度も見たことがある」とは言えるが、「その言い方は見たことがない。だから、存在しない。間違いだ」とは断定できないのである。

そこで今回も私の宿題とさせてもらい、後日ネイティブスピーカーの方にこの点を確認させてもらった。得られた結論は次の通りである。

・全く通じないことはないが、何か違和感がある。
・been to を使うと、「パーティーに行って戻って来たならば」のようなニュアンスになってしまい、後半の「(そのパーティー会場で)彼に会うことができたのに」という文章にいまいちつながらない。
・「been at the party」であれば問題なく通じる。

これを聞いて私は、「have been to 〜」という形が「行って戻って来た」という部分に焦点を当てた言い方であることを改めて思い出した。元々「have been to 〜」が「〜に行ったことがある」(経験)という意味を表すのも「行って戻って来たんだよ」ということであり、「〜に行ってきたところである」(完了)というのも、まさにそのまま「行って戻って来たんだよ」ということである。

生徒さんのお陰でまた自分では考えたことがないテーマについて調べるチャンスを持つことができ、上記の問題に対して「have been to 〜」を用いるのは不自然であることがよく理解できた。


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木に立って見るから親?

親子で新聞を読む

 

先日、小学生の国語の漢字を教えていて「親」という字が出てきた。

ごん太:「親っていう字はちょっと複雑だね。立つに木に見るって書くんだね…あれっ?…ひょっとすると、木に立って子供を見守るから『親』って書くのかな!?」

私は自分が大発見をしたかもしれないと大人げもなく興奮し、家に帰ってネットで調べてみたところ

「木に立って子供を見守るから『親』だという小話やスピーチをよく耳にしますが、実際はそのような語源ではありません」

という記述を見つけ、少しがっかりした。

しかし、語呂合わせとしては相変わらずインパクト抜群なので、今後生徒さんに教えるチャンスがあれば使っていきたいと思う。

それでは「親」という漢字の本当の語源は何なのか。ざっくりまとめれば

・左側は本当は「辛」と「木」が合体したもので、特に意味はなく「シン」という音を表している。
・右側の「見」が意味を表しており、近づいていって「見る」というのが語源。
・そこから「親しい(ちかしい・したしい)」という意味を表すようになり、「親類」といった意味にも使われるようになった。

ということだそうである。人名で「市村正親」や「北畠親房」の中で「ちか」と読んでいるのはオリジナルの意味に近い読み方と言える。

ここから考えるに、親というのは遠くから見守るだけでは十分でなく、積極的に近づいて関わってあげることが大事なのかもしれない。例えば子供と一緒に勉強してみる。子供と一緒に同じ遊びをしてあげる。そういったことは、しないよりはしてあげた方が良い結果につながることが多いと思う。

ちなみに、小学生で習う漢字も意外と語源を知らなかったり書き順が怪しかったりすることがあるが、そういった場合には下記の参考書がお勧めである。私が指導に伺っているご家庭でもたいていこの1冊は置いてあり、小学生の生徒さん本人にとっても、また小学生に漢字を教える大人にとっても大変重宝する一冊である。


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命令文の付加疑問文について

上司が部下を怒る様子

 

ある高校生の生徒さんと英語の授業をしていて、付加疑問文(You are a student, aren't you? のような言い方)について文法上の解説を行った。

その際、普通の付加疑問文は何となくニュアンスが分かるが、命令文につける付加疑問文(Open the window, will you? のような言い方)は一体どんな意味合いがあるのか。命令しているのに相手に尋ねるとは一体どういう心理状態なのか。そういった点に関して生徒さんが疑問を持ち、私も「おそらく少し丁寧なニュアンスになるんだろうけど、正確なところは一体どうなんだろう?」と気になった。

私は冗談半分で「例えば車に乗っていて、すごく邪魔なところに駐車してるやつがいるから『おい、もう少しそっち行けよ!』と言ったら、中からヤクザ風の男が出てきたので、慌てて『もう少しそっち…ねえ、行ってもらえませんかねえ?』みたいな時に使うんじゃないかな?」と答えたが、生徒さんが納得するはずもなく(当たり前)、私の方の宿題として次回までに調べさせてもらうことにした。

その後、ネイティブスピーカーの方に確認したところ、以下のようなことが分かった。

○命令文の付加疑問文について

・命令文に付加疑問文を付けると少し丁寧な感じになる(言いっ放し感が薄くなる)。

・〜, will you? / 〜, won’t you? / 〜, would you? のいずれの形も使う(この中では would you? が最も丁寧)。

・Please をつけた命令文との違いは何かと言うと、Pleaseをつけた命令文は「お願いしている(頼んでいる)」言い方であり、相手が「Yes / No」で答えることを前提としているイメージ。一方、「命令文+付加疑問文」はあくまで「命令文」の本質を失っておらず、基本的には相手が「Yes / No」と答えることを想定しておらず、やってもらうことが前提。ただし、付加疑問文が付いている分、やや丁寧なニュアンスとなる。

生徒さんの疑問をきっかけに、私も1つ英語のニュアンスを知ることができ大変勉強になりました。


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