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机の下の秘密基地
……プロ家庭教師ごん太の小さな発見……
朱に交われば朱よりも赤し

今教えている生徒さんの一人に聞いた話なのだが、自分の部屋で勉強している時に仲良しグループの友達とLINE通話をつなぎっ放しにしておき、雑談したり、分からないところがあったら質問したり、逆にみんなが黙った時間が続くと「やばい、みんな集中して勉強してる、自分もしなきゃ!」みたいな雰囲気で勉強に取り掛かったりするらしい。スマホがない時代にも友達と何人かで図書館に行って勉強するということはあったと思うが、それのバーチャル版のような感じだろうか。

「スマホが登場したいせいですごいことができるようになったものだなぁ」というシンプルな感想はもちろんのこと、この話から私が感じたことがもう1つある。

それは今の時代、勉強する生徒さんにとって「朱に交われば赤くなる」という傾向が昔よりも強くなっており、付き合う友達によってその生徒さんの学生生活が大きく左右されるのではないかということである。真面目に勉強に取り組むグループと付き合っていればスマホの使い方一つ取っても上記のようなものが出てくるだろうが、もしその逆であればひたすら協力プレーのゲームを延々と続けるという事態にもなりかねないだろう。

それから、特に twitter などのコミュニケーションツールによって現代の若者は自分と同じ趣味・思考の人を簡単に探してつながることが可能になっており、昔のような輪郭のぼやけたグループではなく、鮮明に特徴づけられた小規模のグループを形成するケースが増えているように思う。それと同時に、個々のグループはその特徴がさらに深化していく傾向にあると思う。つまり、朱に交わればどんどん赤くなっていくである。

スマホやtwitterは子供でも手に入れることができる非常に強力なツールである。これらを子供たちに「使わせない」というのは非現実的なオプションなので、どういった利用法・どういったメリット&デメリットがあるかという点に関して具体的なレベルで保護者と生徒さんの間で共通の認識を持ち、「自分たちを自分たちの手でコントロールする」という意識を持つことが必要だろう。それと同時に学生が多くの時間を費やす「学校生活・友人環境」という部分に関しても、古代でさえ既に「孟母三遷」という言葉があったくらいだから、現代においてはより重要性を増していると言えるだろう。


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elastic で plastic な思い出

先日、高校生の生徒に英語を教えていたとき、elastic(弾力のある・融通の利く)という単語が出てきた。その際、辞書で確認したところ、この単語の反対語として plastic が挙げられていた。

簡単に言うと、ゴムでできた物なんかは力を加えて曲げても元に戻るから elastic(弾力性がある)。一方、工場で作られるプラスチック製品なんかは熱によっていったんドロドロになるものの、型にはめられて形ができ上がった後はもう固くなっており、力を加えても曲がらないから plastic(塑性)。

紙粘土や油粘土も、固まるかどうかという大きな違いがあるものの、形を作ることができる以上は塑性に分類される。

今回そんなことを「なるほど…」と思いながら調べているうちに、突然、頭の奥底に潜んでいた幼少時の記憶がぱかっと飛び出してきた。

私がまだ幼稚園生だった頃、「今日は油粘土で動物を作りましょう!」ということになり、園児たちはみな思い思いの作品を作り始めた。みな黙々と作業を進めている。しかし私だけは「ちょっと待って、これって油粘土でしょ?どんなに一生懸命作っても固まらないよね。うまく出来ても作品として残せないのに、なんでこんなことするの??」と心底不思議に感じた。もちろん、当時の私は幼稚園児であり、今文字にしたようなことを冷静に頭の中で考えられた訳はなく、ただただ自分の頭で理解できない状況にパニック状態になっていた。

この日の出来事はどうやら軽いトラウマになったらしく、私は今でも油粘土を見ると少し悲しい気持ちになる。おそらくその時の「自分だけが理解できず、自分だけが取り残されている」という当時の気持ちが潜在的によみがえって来るからだろう。

今までこの一連のことは、もやもやして言葉にならないうっすらとした記憶でしかなかったが、今回の授業中に突然電流が走ったように言語化された状態でフラッシュバックしたので思わずこうして書き留めてしまった。

また、これは別の観点になるのだがもう1つ感じたことがある。私は今でも地理や政治経済といった、勉強してもしばらくすると少しずつ内容が変わってしまう科目が何となく好きになれない。これは何も科目に限ったことではなく、私は一事が万事、この志向性(永続的なものを好み、変わる可能性があるものを嫌う)が強い。

と言うことは、私には幼稚園生の時から既にこの価値観が現れていたということである。子供のちょっとした好き嫌いの兆しと言うのは、単なるその日の気分であったりその場の雰囲気に左右されることが多いとは思うのだが、中にはまれに、その子に本質的に備わった価値観を表している場合があるようである。


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吸熱反応について

化学実験をする女性

 

理科で出てくる知識なのだが、化学反応のほとんどは発熱反応であり、吸熱反応は数が少なく珍しい。そうすると生徒は「じゃあ、吸熱反応ってどんなのがあるんですか?」と聞いてくることが多いので、私自身もきちんと説明できるよう、吸熱反応の代表的なものをまとめてみた。理科を勉強している生徒さんの参考などになれば幸いである。


【主な吸熱反応】

◇化学変化
- 植物の光合成(太陽のエネルギーを利用して有機物を生成)
- 塩化アンモニウム+水酸化バリウム→塩化バリウム+アンモニア+水
- 炭酸水素ナトリウムの熱分解(熱分解は基本的に吸熱反応)

◇物理変化
- 尿素や硝酸アンモニウムの水への溶解


【瞬間冷却パックについて】
袋状になっていて、たたくと冷える瞬間冷却パックには硝酸アンモニウムや尿素が入っている。これは化学反応ではなく、2つの物質がそれぞれ水に溶解することで温度が下がる仕組みになっている。

ある中学2年生の自由研究によると
・尿素だけの場合:冷却温度は高めで、保冷時間は長い。
・硝酸アンモニウムだけの場合:冷却温度は低く、保冷時間は短い。
・2つを混合した場合:冷却温度は低く、保冷時間も長い。
ということで、この2つの物質を混合しているらしい。

【冷えピタについて】
冷えピタは気化熱を使っており、化学反応や溶質の水への溶解ではない。


【その他】
化学変化では塩化アンモニウム、水への溶解では硝酸アンモニウムが出てくるなど、吸熱反応にはアンモニアがよく登場するというイメージがある。何か理由があるのかもしれない。


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ハングドマン(hanged man)について

英語の不規則動詞の1つに hang(掛ける・首吊りにする)がある。

hang は「物を掛ける」といった普通の意味で使う場合は hang - hung - hung と活用するが、「首吊りにする」という意味で使う場合は hang - hanged -hanged と活用する。この知識自体は高校レベルのものであり、ある程度勉強している生徒さんなら知っている人も多いと思う。

私はこの2種類の活用を間違えないよう、タロットカードにあるハングドマン(吊られた男)を利用していた。「吊るされて処刑された男がハングドマン → 首吊りにする方が hanged」

そして、先日もある生徒さんにこの覚え方を伝えたのだが、その生徒さんはタロットカードを見たことがないというのでスマホで画像検索して見せてあげることにした。その結果が以下である。

hanged man

生徒:「…首つりになってないですね?」
ごん太:「そ…そうだね…これって、どういう状況なのかな?」

と、微妙に気まずい雰囲気になってしまった(笑)

そこで、この件に関してネイティブスピーカーの人に聞いたりインターネットで調べて分かったことを以下にまとめておく。

○hanged man について
タロットカードのハングドマンはそもそも、その由来と意味に曖昧さが残るカードである。ただ、どうやらその由来はイタリアの刑罰にあるらしく、その点から考えると「ただ吊るされている」のではなく「刑罰的に吊るされている」のであり、首ではないものの hanged man という名前が付いたと解釈するのが適当だと考えられる。

ハングドマンはルネサンス期の刑罰・またはさらし絵(という刑)が元となっているようで、さらにルーツをたどると古代ローマ法典に端を発するらしい。このように、由来をたどればたどるほど実際の刑罰だったことが伺える。

○処刑目的以外で人が吊るされている場合の表現
その次にまた別の疑問が湧いた。タロットカードのハングドマンはやや特殊な状況なので別として、処刑目的ではなく、例えば人質として縄で縛られて吊るされている場合は hung を使うのだろうか?例えば下記の状況である。

suspended dora

この点についてネイティブスピーカーの人々に意見を募ったところ、「tied up and suspended(縛られて吊るされている)」または単に「tied up」を使うと答えた人の割合が多かった。また、この状況に hung を使ったとしても問題ないという意見もあった(実際、hanged man の英語版のWikipediaには「a man being hung upside-down by one ankle」と書いてある)

○金田一少年の事件簿との関係
基本的な調査結果はここまでなのだが、念のため友人のドクターKにこの件について相談したところ、彼はネイティブスピーカーではないが「処刑的なものは全般的にhangedなのでは?」と今回の正解に近い意見を提示してくれた。それとともに、「『金田一少年の事件簿』のタロット山荘殺人事件で、犯人が君と同じ勘違いをしていてそれが原因で追い詰められていたよ」と教えてくれた。私もその話を読んだ記憶があるが、ハングドマンの正位置などすっかり忘れていた。彼の記憶力がすごいと言うか、単に私の記憶力が悪いのだろうか…(苦笑)


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