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机の下の秘密基地
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不動明王の姿を追って
最近、日本史の勉強をやり直しています。

日本史を勉強する上で避けて通れないのが文化史です。その時代に作られた絵画・建築・仏像・書籍などの名前がが洪水のように押し寄せてきて、その作者の名前まで覚えると暗記量は半端じゃありません。一つのコツは語呂合わせを使うことですが、もう一つのコツとして資料集などで実際の作品を見てしっかりと頭に印象を残すことが挙げられます。

私自身もそれを実践し、最近平安時代に描かれた絵画の「園城寺不動明王像」について調べたのですが、有名な文化財はほとんど写真を掲載しているはずの『日本史図録(山川出版社)』に写真が載ってない。その代わりになぜか、その作品を模写したとされる「曼珠院不動明王像」が掲載してあるんです。「これはインターネットで画像検索するしかないな」と思って調べてみても、不思議なことに1件たりともヒットしない。最後に wikipedia で調べてみたところ、やっと謎が解けました。

園城寺不動明王像は秘仏とされているんですが、なんと出版物への写真掲載も禁止されていたんです。普通、秘仏であっても資料集には写真が載っていることが多いんですが、まさかそこまで規制されていたとは…。だから資料集には模写した作品が載っていたんですね。

ちなみに、この園城寺不動明王像は、天台宗寺門派の宗祖である円珍が比叡山で修行していたところ突如として円珍の目の前に現れ、後に彼がその姿を画家に描かせたものと言われています。そのため、一般的な不動明王とは異なった特色を持っています(肌が黄白色である・弁髪でない・足元に台座がないなど)。通称「黄不動」です。

教科書には機械的に並んでいる一つ一つの言葉にも、実は結構色々なエピソードがあるものなんですね。
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