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机の下の秘密基地
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少女の漠然とした不安
先日、横浜で小学校3年生の女の子の授業をしていた。名前は優子ちゃんとしておく。そんなとき、ふと空を見上げると一機の飛行機が上空を飛んでいた。優子ちゃんもそれに気付くと、彼女はおもむろにため息をつきながら「ふう…やだなあ。ここに普天間基地がくるかもしれないんでしょ?」と聞いてきた。

私はまだ幼い彼女がきちんと今話題になっている「普天間基地」という言葉を知っていることに感心しながらも、「優子ちゃん、普天間基地は今のところ沖縄県の中で移設先を探してるみたいだよ。多分、この大都会の横浜に基地がやって来る心配はないよ」と教えてあげた。

彼女は一見的外れなことを言ったようだが、よく考えると連日ニュースで報道されているのは迷走する鳩山首相の姿と、そして「次はどこに移設するなんて言い出すんだ!?」と恐れおののく周りの人たちの姿であり、そのやり取りを見て「ああ、あの基地というのはまるで火のついた爆弾を急いで他人に押し付け合うようなものなんだな。それがこの横浜に来たら大変だな…」という漠然とした感想を彼女が抱いたのだとしたら、それはあながち間違った解釈でもないような気がする。

芥川龍之介が忍び寄る戦争の足音に少なからず影響を受けて「ぼんやりとした不安」を感じたのと同じように、彼女も連日の報道から何か本質的なものを感じたのかもしれない。
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