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机の下の秘密基地
……プロ家庭教師ごん太の小さな発見……
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生物室の祭壇
先日、私立中学に通うある中学1年生の生徒を指導していた。科目は生物(理科)である。定期テスト対策だったので、今学期はどんな内容を勉強していたのかを確認するために学校の授業ノートを見せてもらったところ、ノートの記述がめちゃめちゃである。

「おい、竜太郎(仮名)!このノート、めちゃめちゃじゃないか!もっとちゃんとノート取らないとダメだろ!」

「いや、それは学校の先生が黒板に書いた時点でもうめちゃめちゃだったんです!」

何を絶妙な言い訳をしているんだ、こいつは…と思ったのだが、ちょっと話を聞いてみると、どうやらその生物の先生はかなり変わった先生らしい。

まずこの学校では生物の授業が生物室で行われる。そして、その教室には教卓があるのだが、その上が大変なことになっているらしい。まず最下層に19**年と書かれた書類が埋もれている。そして、その上に開いたままの本が置いてあり、その本の上に釜飯が置かれている。その脇にカエルとネコの骨格標本が無造作に置かれ、半分開いたカップラーメンがそれに並ぶ。そして、全日空と書かれた箱が比較的上の方に位置し、あとは得体の知れない袋が多数見え隠れしているのである。

私は言った。

「竜太郎、疑って悪かった。話を聞く限り、どうやらその先生が黒板に書いた時点でめちゃめちゃだったようだな」

「はい、先生。僕も初めて生物室に行った時は、今片付け中なんだろうなと思い、2回目に生物室に行った時は、あ、この先生は最近忙しいのかな?と思い、3回目に行った時に、あ、この先生はこういう先生なんだなと思いました」

そして肝心の内容であるが、ほ乳類の分類、とりわけ霊長類の分類を非常に細かいところまでやっており、オランウータンの上下の小臼歯の本数まで解説していた。

私と竜太郎は痛切に思った。

「この先生は霊長類を細かく分類する前に、まず自分の教卓を片付けた方がいいのではないか??」
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