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机の下の秘密基地
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衣装は恥の落とし穴
先日、朝の通勤ラッシュの時間帯に満員電車に乗っていたところ、前に立っている女性の背中の襟元から商品タグがぴろんと垂れ下がっていた。それはちょっと出ているという感じではなく、「なるほど、この服はMサイズなんですね」とはっきり確認できるほどの目立ちっぷりであった。

この時期なのでおそらく夏物のセールで買い込んだシャツであろう。そういった意味でも、これは会社に着いてから同僚に指摘されるより、見ず知らずのこの私に注意された方が恥も少ないに違いない。

しかし満員電車の中でそれを指摘すれば周りにも気付かれてしまい、逆にとても恥ずかしい思いをすることになるだろう。ここはもうすぐ、ほとんどの人が降りる横浜駅に着くから、その時にさり気なく教えてあげて、そして風のように立ち去ろう。そう考えたのだが、残念ながらその女性は横浜駅では降りず、「ああ、何とかして教えてあげたいものだ…」と思いながら、私は人の流れに飲み込まれつつ電車を後にしたのだった。

私自身、非常にドジな性格であるため、このような経験に関しては枚挙に暇がない。例えば以前、家族旅行に行った際、旅行に合わせて新しい靴を購入し、道中ずっとその靴を履いて旅をしていたのだが、何だか高かった割に履き心地の悪い靴だという印象を常に感じていた。そして旅の最終日、何と靴のつま先に風船(店に陳列してある靴によく入っている、型崩れを防ぐためのあれ)が入っていることに気付いたのである。

他にも聞くところによると、ジャケットやコートの後ろのスリット部分を留めている1本の糸を切らずにそのまま着てしまっている、というのがよくある恥ずかしいケースらしい。私は「何となく切った方が躍動感があっていい気がするなあ」くらいに思っていたが、あれは商品の搬送時に折れ曲がることを防ぐために一時的に付いているもので、ちゃんと切らなければダメらしい。危ない、危ない。

また、これは私にはあまり縁がなくて知らなかったのだが、カシミヤのコートの袖口などによく「カシミヤ製」と書いてあるラベルが縫い付けてあり、本来はそれを取り外して着用しなければならないのに、我が物顔で「見て、これカシミヤ製なのよ」とばかりに練り歩き、周りから恥ずかしい人だと思われるケースが多いらしい。

しかしまあ、程度の差こそあれ、誰にでもこのような恥ずかしい思いをする機会はあると思うので、指摘された時に「あら、タグがついたままですって?私、忘れっぽいからわざと付けておいてるのよ」などと切り返せたらそれはそれで良いんじゃないかと思う。どこかのマンガに出てくるお嬢様も、ショパンのことを「チョピン」(英語ではChopinと綴る)と言ってしまい笑われそうになった際、「あら、スペインではそう発音するのよ」と切り返して見せていた。
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