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机の下の秘密基地
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夏休みの宿題で壁新聞を書いた
中学2年生の山田龍之介くん(仮名)は、このブログにもたびたび登場する、超マイペースで天然ボケの入った、もはや宇宙人と言った方が適切な感じさえする生徒である。そんな彼に出された今年の夏休みの宿題の1つに、「自分の興味のあることについて本やインターネットで調べ、壁新聞にして提出しなさい」というものがあった。

これは早めに作業に着手するべきだと思い、3週間前の授業でまず「龍之介、来週までに今興味があることを何でもいいから10個ピックアップしなさい。来週、その中から書きやすいテーマを1つ選ぼう」と指示した。しかし、その次の週の授業で彼に「あ、すっかり忘れてました〜!(笑)」と爽やかに言われたので、その場で二人で慌てて話し合いを行い、「僕、ナルトがいいなぁ〜(←中高生に人気の忍者マンガ)」という龍之介を無視してテーマを「スペースシャトル」に決定した。

そして、「今度は来週までにスペースシャトルについてインターネットで調べ、見つけたホームページを印刷しておきなさい。来週は、それを元に壁新聞を書くよ」と指示を出した。そして翌週、どんなホームページを見つけて印刷してきたか確認したところ、印刷された紙はたった1枚で、それもなぜかスペースシャトルの外部燃料タンクについて書かれたページであった。車についてレポートを書くのに右前のタイヤの資料だけで事足りるはずがあろうか。いや、ありはしない。それとも、スペースシャトルの外部燃料タンクの話題だけで1枚の壁新聞を作れと言うのか。

しかも、提出日は明日であると言う。こうなるともう「代打オレ」しか残された手はない。彼がまだ果てしなく残っている数学の宿題をやっている横で、僕が電子辞書と携帯電話のフルブラウザを使ってスペースシャトルに関する情報をかき集め、文字ばかりだとまずいのでスペースシャトルの絵を書き、レイアウトを考えて壁新聞の下書きを行う。

結局、3時間に及ぶ突貫工事で壁新聞の下書きは完成した(ちなみに、彼の方は数学の宿題を2時間くらいで投げ出し、その後はぬいぐるみと戯れていた)。龍之介の「先生、僕の資料、役に立ちましたか?」という質問を聞き流しながら、何もきちんとした資料のない状態から壁新聞ができてしまう現代の情報テクノロジーの偉大さを実感した。
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