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机の下の秘密基地
……プロ家庭教師ごん太の小さな発見……
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その男、カズキング
僕の友人に「カズキング」という無茶苦茶な人がいる。

彼の容貌は「北斗の拳」に出てくる「ラオウ」に似ており、そしてその性格も傍若無人という点では一致している。そこで今回は、僕がこれまで彼にひどい目に遭わされたエピソードのほんの一端を紹介してみようと思う。

まず今年の夏、突然彼から連絡があり、「今日はバーベキューをやるからお前も好きな食材を持って来い!」と言われたので、「バーベキューするなら大きな肉でも買って行こう」と思い、その他の食材も合わせて買って現場に向かった。すると、現場で見たのは、小さな七輪で目刺しを焼いている、背中を丸めた大男の姿だった。

「これ、バーベキューじゃないじゃないですか!」
「馬鹿言え!これはジャパニーズ・バーベキューだよ!」
「意味分かんないっすよ!肉、全然乗り切らないし!」

また2年前、ラスベガスへ旅行に行く僕に対し、「ラスベガスに行くなら浅田次郎の『オー・マイ・ガアッ!』は絶対読んどけよ!」と言うので、空港で買って旅行中に読んでみたのだが、これがさっぱり面白くない。帰国してすぐに「あの本、あんまり面白くなかったんですけど?」と伝えると、「やっぱり?俺も面白くねぇなあと思ったんだけど、ひょっとすると俺がおかしいのかもしれないと思って、念のため確認したかったんだよ」だそうである。あんたは十分、おかしい!

また、彼とスキー旅行へ行った時のこと、彼は北国育ちであることもあってスキーが非常に上手いのだが、彼が「大丈夫、絶対大丈夫だって!」と言って半ば強引に僕を超上級者コースに連れて行ったことがあった。リフトを降りてゲレンデを見下ろしてみると、明らかに崖に近い感じの斜面である。僕が「こんなの絶対無理じゃないですか!」と抗議すると、彼は急に真顔になり、「ごん太、スキーの一番の醍醐味って何だか分かるか?」と聞いてきた。そこで僕が、「え…、こういう難しいコースを苦労して滑り切ることだって言いたいんですか?」と答えると、「ばっか、違うよ!初心者を上級者コースに連れて行って困らせることに決まってるだろ!」と言って高らかに笑ったのである。

その後、僕は半べそをかきながらゴロゴロと転がって何とか下まで降り切った。それ以降、二度と彼とは一緒に滑らないようにした。するとその後、彼は一人で滑っていてジャンプした際に脱臼していた。きっと罰が当たったに違いない。
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