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机の下の秘密基地
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駿台模試の問題がすごい(1)
先日、中学生を対象とした駿台模試を受けたある生徒が、「今日の英語の問題文がやたらと難しかったので解説をお願いします」と言ってきたので、どれどれ…と思い二人で文章を読み進めていったところ、その内容に衝撃を受けた。これはぜひみなさんにも紹介しようと思い、意訳・要約してみたので、もしお時間があればぜひ読んでみて下さい(ちょっと長いです。次回に続きます)。

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私が小さかった頃、私の家には当時まだ珍しい電話があった。

私自身は小さくてまだ電話まで手が届かなかったのだが、お母さんが電話を使っている時には一生懸命に耳を傾けた。そして、お母さんが電話で話しているのを聞いているうちに、どうやら「電話案内さん」という人がいて、その人は何でも知っているらしいということが分かってきた。「電話案内さん」は、頼みさえすれば誰の電話番号でも教えてくれるし、正確な時間まで知っているのである。

私が始めて「電話案内さん」と話したのは、ちょうど母親が出かけている時のことだった。私は庭の作業台で一人で遊んでいたのだが、誤ってハンマーで自分の指を叩いてしまったのである。当時、家には誰もいなく、叩いてしまった指をくわえながら途方にくれていたところ、ふと目に入ってきたのが電話だった。

私は急いで椅子を持って来てそれに登り、受話器を取って「電話案内さん…」と呼んでみた。すると、しばらくして「はい、電話案内です」という声が聞こえてきた。「指を…指をハンマーで叩いちゃったんです!」

やっと聞いてくれる人が現れたかと思うと、思わず涙があふれてきた。「お母さんはいないの?そう…それじゃあ、血は出てる?出てないようであれば冷蔵庫から氷を持って来て冷やしておけば大丈夫よ。」

それ以来、私は何か事あるごとに「電話案内さん」に電話した。地理の宿題が分からなかった時にはフィラデルフィアがどこにあるのかを教えてもらったし、数学の問題も教えてもらった。森で捕まえたシマリスを飼おうとした時には、「木の実と果物をあげるといいわよ」と教えてもらった。

ある日、家族で飼っていたカナリアが死んでしまった時にも、私は「電話案内さん」に電話をかけた。「どうしてあんなに美しい声で歌い、みんなを幸せな気分にさせてくれていたカナリアが、こんなにあっさりカゴの底で動かなくなってしまうの!?」

電話案内さんは穏やかな口調でこう言った。「きっと今頃、別の世界で歌っているんだから安心しなさい。」私は少し落ち着いた気分になった。

またある日、「fix ってどういうつづりですか?」と電話して尋ねてみた。その時、なんと私の妹が「やあああ!」と叫びながら私に体当たりしてきた。私は受話器を持ったまま椅子から落下し、気付くとコードが本体から千切れていた。私と妹は焦った。

数分後、電話の修理屋だという人が突然やって来た。「電話オペレーターから、ここの番号で何かトラブルがあったらしいと聞いたんだけど、何かあったのかな?」私は事情を説明した。「ああ、大丈夫。これならすぐに直るよ。」

つづく
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