TOP >> あそびのページ >> 机の下の秘密基地
机の下の秘密基地
……プロ家庭教師ごん太の小さな発見……
<< 勘違いしていたこと(2) | TOP | 罰当たりな仕返し【2】 >>
罰当たりな仕返し【1】
これは僕が中学1年生だった頃の話。

僕は今でこそテニスやジョギングを趣味にしているが、当時は運動が大嫌いだった。特に、ただ走るだけのマラソンなどは何の意味があるのかと毛嫌いしていた。

従って、学校の体育で「今日は1時間ずっと体育館の周りを走るぞ!」などと言われると、国会の牛歩戦術も顔負けの超スロースピードでちんたら走り、何とか1時間を乗り切っていた。

ところが当時、僕の学校には「シーサイドレース」という年に一度の伝統的なイベントが存在した。これは、砂浜を含んだ海岸沿いのコースを約20kmも走るマラソン大会である。

僕はそのイベントの日が徐々に近づいてくるのを憂鬱な気持ちで迎えていたのだが、そんなある日、クラスでも有数の悪ガキで、テニス部に所属していた石倉くんが「もし俺がごん太なんかに負けるようなことがあれば、坊主になってやるよ、ははは〜!」と言い出したのである。

そんなことを言われた僕はさすがに少しカチンと来て、「それならシーサイドレースでは全力を出して走ってやろうじゃないか!」と心に決めた。

しかし、その頃からすでに僕のドジっぷりは群を抜いており、本番当日の日に運動靴を忘れるという、スタートする以前の大アクシデントに見舞われてしまった。僕は結局、履いていったお出かけ靴で20kmを走破することになるのである。

そんなこんなで、いよいよシーサイドレースがスタートした。スタート地点は海岸で、しばらく砂浜を走るコースが続く。僕のお出かけ靴には大量の砂が入ってきて、文字通り足取りは重い。しかし、無我夢中で走り続けるうちに、折り返しの10km地点が見えてきた。僕は今、石倉の前にいるのだろうか。それとも後ろを走っているのだろうか。

つづく
この記事の直リンク | 思い出の話 | |
コメント
コメントする










この記事のトラックバックURL
http://blog.yawaraka-note.com/trackback/473309
トラックバック