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机の下の秘密基地
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猫踏んじゃった(1)
先日、原付で仕事に向かっていた時のこと。時間は夜の7時過ぎで、辺りはもう暗くなっていた。

ゆるやかな坂を下っている途中、突然大きな黒猫が飛び出してきたのである。

気付いた瞬間、驚くほど色々なことを考えた。この猫はかなり大きい。ひいたらこちらも無事には通過できないだろう。かと言って、ハンドルを急に切ったら自分が転倒してしまう。では、少しだけハンドルを切るか。しかし、もしハンドルを切った状態で猫に乗り上げたら、その衝撃で変な方向に飛ばされるかもしれない。それで対向車線に出たりしたら最悪だ。

ほんの0.3秒くらいの間で考えをめぐらせた結果、猫に乗り上げた時の衝撃に耐えるためしっかりとハンドルを握り直し、ハンドルは切らずに直進することにした。うまくいけば、衝撃は強いだろうが、まっすぐ切り抜けられるはず。

しかし、実際はそうはならなかった。予想よりも衝撃は大きく、また坂道で前傾姿勢になっていたため、猫に乗り上げた瞬間、バイクごと空中に飛ばされた。自分の身体は道路に投げ出され、バイクは左側に倒れながらそれていった。猫にぶつかったくらいでは、最悪でもバイクに乗ったまま転ぶ程度だろうと考えていた自分は、道路を滑りながら予想よりも事態が大きいことを感じていた。

流されていた自分の身体がやっと止まると、派手な転び方をした割に大きな怪我がないことを知った。そこで、すぐに立ち上がり、飛ばされたカバンとバイクを回収して道路脇に寄せた。そして、自分の身体やバイクを確認していると、原付に乗った男の人が「大丈夫ですか」とやって来てくれた。

聞くと、彼がすぐ近くを走っていたら、黒い猫が同じところをぐるぐる走り回っているので、何かと思い近づいてみると、そのまた少し先でバイクが転倒しているのに気付いたとのこと。そう言えば、あの黒猫の姿が見当たらない。よほど驚いたのか、それとも衝撃で少しおかしくなってしまったのか。また後でも探してみたのだが、結局、その猫は見当たらなかった。(つづく)
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