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机の下の秘密基地
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暗記への取り組み方

私がどの生徒さんにも必ず配っているプリントの1つに「英語の不規則動詞リスト」がある。

中学生用
http://blog.yawaraka-note.com/?eid=1064043

高校生用
http://blog.yawaraka-note.com/?eid=1064044

それほど変わったものではなく、覚えて欲しい不規則動詞の一覧を、問題編と解答編に分けてプリントにしたものである。

そして最近、どの生徒さんにも同じプリントを配っているからこそ、このプリントに対するアプローチが生徒によって微妙に異なり、そこに潜む原因に思い当たることがあったので記事にしてみることにした。

まずこのプリント本来の使い方として作成者である私がイメージしているのは、「問題編に直接書き込むことは行わない。ノートや裏紙などに書いて練習を行い、間違ったものにはチェックマークをつける。そして繰り返し練習を行う」である。直接書き込みを行ってしまうと1回しか練習ができないし、またこのプリントの解答欄は実際に書き込みを行うにはやや小さくなっている。

私は生徒に「このプリントの1番から10番までを覚えてきて下さい」というような形で宿題を出すのだが、過半数の生徒は特に指定しなくても上記のようなやり方をしてきてくれる。

一方で、以前から一定数の生徒が「練習してきた?」と聞くと「はい、やりました」と言って書き込みを行ったプリントを見せてくる。「これって1回こうやって書いただけ?」と聞くと「はい、そうです」と答える。「1回書いたくらいじゃ覚えられなくない?」と聞くと「そうですかねえ…?」とやや曖昧な返事が返って来る。

今までは「やはり生徒によって暗記に対する取り組み方に違いがあるのだな。中学生くらいだと決して不真面目だからという訳ではなく、繰り返しやらなければ暗記はできないということがまだ分かっていない子もいるんだな」という風に考えていた。

しかし最近、その傾向を後押しする1つの原因に気付いた。このように書き込みを行ってくる生徒は公立中学に通う生徒が多いのである。公立中学には1つの共通した傾向がある。それは各科目とも「ワーク」と呼ばれる副教材があり、それらを仕上げて提出することが平常点となる。教える側からしても、学力にかなりばらつきがある生徒を一元管理するため、ノートに演習するなどの小難しい作業を避け、「とにかく与えたテキストを直接書き込み、そのものを提出する」というシンプルな方向性で課題を出す。すると、決して勉強が苦手でない生徒でも「勉強する→問題を解いて書き込む→以上」というイメージを持ってしまうことがあるようである。

私は何もこの公立中学のやり方を批判している訳ではなく、それはそれでいいので、余裕がある生徒はそれに加えて「暗記物はリストを作って繰り返し練習する」とか「書き込んで解いていく中で自分ができなかったものには印をつけ、後で2周目を行うときに分かるようにする」などの工夫を行い、ただ「提出すること」がゴールではなく、「自分が何をできるようになればゴールなのか」ということをはっきりとイメージするべきである。指導者側からすると、各科目の内容面に加え、そういった学習のあるべき姿勢というものも含めて指導を行う必要があるだろうと思う。

 

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