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机の下の秘密基地
……プロ家庭教師ごん太の小さな発見……
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ワードウルフ対戦記

アナログゲーム

 

先日、教室で生徒さんや他の講師と集まって『ワードウルフ』というパーティーゲームをやった。

〜ワードウルフとは
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ワードウルフというのは最近若い子の間で流行っているゲームで、普通はスマホの専用アプリを利用して行う。

まず最初に参加者全員がトークの「お題」を確認する。具体的に言うと、1台のスマホを一人ずつ順に回していき、自分の「お題」を確認したら次の人に渡す。このとき、基本的には全員同じお題が表示されるのだが、一人だけ別のお題が表示される。この際、自分が多数派なのか少数派なのかを知ることはできない。

こうして全員が「お題」を確認し終わったら、約3分間、全員でそのお題について話し合いを行う。このとき、自分の「お題」が何であるかということを直接口に出してはいけない。そうして話し合いを進める中で、一人だけどうもおかしい人がいるということが分かってくる。一定時間が経過後、おかしいと思った人を全員で指差し、少数派を当てることができれば多数派の勝ち、逆に当てることができなければ少数派の勝ちである。つまり、話し合いの中で自分が少数派であることに気付いた人は、できるだけ気付かれないようにうまく話を合わせる必要があるという訳である。
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私は最近、このゲームにはまっており、よく教室で生徒たちとお昼ごはんの時間などを利用してプレーしているのだが、先日の試合では見事なまでに生徒たちに叩きのめされてしまった。以下はその試合の記録である。

まずみんなのお題は「マスク」で、私だけが「伊達めがね」であった(もちろんこの時点ではまだ私は自分が少数派であることを知らない)。

このゲームで最初に口を開くのはなかなかリスクがあるのだが、私はあえてそこで攻めていく。

「今回のお題は…身につける…ものだよね…?」

みんながうなづく。よし、いい感じでゲームに入ることができたぞ。

すると隣りの女の子が

「季節によって、つける・つけないが変わりますよね?」

と言う。すると、みんな「うん、うん」とうなづいている。

おや、伊達めがねは季節によって使用頻度が変わるとは思えない…。この時点で私は早くも自分が少数派であることに気付いた。

こういう時はみんなの会話を集中して聞く方に回るに限る。いちはやく多数派のお題が何であるかをつかむことが重要だ。ちなみに、このゲームでは全く関係のないお題が2つ提示されることはなく、何らかの共通点を持っているが微妙に異なるお題が提示される仕組みになっている(「スキー」と「スケート」など)

しばらく聞き続けた結果、私は「多数派のお題はサングラスに違いない。季節によって使う頻度が変わるのは夏と冬のことを言っているのだ」と推理した。

そこからはちょこちょこみんなの発言にも加わり、「ちゃんと分かってますよ、僕も多数派ですよ」というアピールをする。本当のお題は「マスク」なのでボロが出てもおかしくなかったはずだが、「年に1〜2回くらいしかつけないかなあ」とか、あまり不自然にならない発言ができていたと思う。

しかし終盤、ある男子生徒が「プロレスにもある意味、関わりが深いですよね」と発言し、私の頭の中が混乱する。「サングラスとプロレスに関わりが…?確かに蝶野正洋とかサングラスをかけているイメージがあるが、ほとんどのレスラーは普通そうじゃないぞ…。推理を間違えたのだろうか…」と20秒ほど考えた結果、「分かった、今回のお題はマスクだったんだ!」とひらめく。

「そうだよね。別の意味で言うと、プロレスとも関係あるよね!」と、急いで相槌を打つ。

そして話し合いの時間は終了。いよいよ判定に入る。「せーの!」という掛け声とともに各自、自分が怪しいと思う人を指差す。……全員の指が私を指している。

「なんで分かったの!?結構うまく誤魔化せてたと思うんだけど!」

すると最後の発言をした男子生徒が「プロレスの話題を出したとき、気付くまでにちょっと時間が掛かってましたよね。本当に『マスク』というお題を知っていたらもっと早く反応できたはずです。それに、わざわざ『別の意味で言うと』なんて言わないですよ」と鋭い指摘。少数派をあぶり出すために、探りの狙いでこの発言をしたらしい。

さらにもう一人の女子生徒など「今回はごん太先生、いつもよりみんなの会話に対して反応が薄かったから、最初からおかしいと思ってました」と言う。私の普段の様子はしっかりと把握されており、そしてそれと比べると今回は少しおかしいぞということを冷静に分析していたらしい。何と言う洞察力なのだ…(しかも私はこの生徒さんとはお昼ごはんの時間しか会う機会がないのでそんなに観察されているとは思いもしなかった)。

とまあ、実際のゲームはこんな感じで進む。アプリも無料でDLできるし、1ゲームがさくっと終わるので、ぜひみなさんも一度やってみてはいかがでしょうか?


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