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机の下の秘密基地
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ハングドマン(hanged man)について

英語の不規則動詞の1つに hang(掛ける・首吊りにする)がある。

hang は「物を掛ける」といった普通の意味で使う場合は hang - hung - hung と活用するが、「首吊りにする」という意味で使う場合は hang - hanged -hanged と活用する。この知識自体は高校レベルのものであり、ある程度勉強している生徒さんなら知っている人も多いと思う。

私はこの2種類の活用を間違えないよう、タロットカードにあるハングドマン(吊られた男)を利用していた。「吊るされて処刑された男がハングドマン → 首吊りにする方が hanged」

そして、先日もある生徒さんにこの覚え方を伝えたのだが、その生徒さんはタロットカードを見たことがないというのでスマホで画像検索して見せてあげることにした。その結果が以下である。

hanged man

生徒:「…首つりになってないですね?」
ごん太:「そ…そうだね…これって、どういう状況なのかな?」

と、微妙に気まずい雰囲気になってしまった(笑)

そこで、この件に関してネイティブスピーカーの人に聞いたりインターネットで調べて分かったことを以下にまとめておく。

○hanged man について
タロットカードのハングドマンはそもそも、その由来と意味に曖昧さが残るカードである。ただ、どうやらその由来はイタリアの刑罰にあるらしく、その点から考えると「ただ吊るされている」のではなく「刑罰的に吊るされている」のであり、首ではないものの hanged man という名前が付いたと解釈するのが適当だと考えられる。

ハングドマンはルネサンス期の刑罰・またはさらし絵(という刑)が元となっているようで、さらにルーツをたどると古代ローマ法典に端を発するらしい。このように、由来をたどればたどるほど実際の刑罰だったことが伺える。

○処刑目的以外で人が吊るされている場合の表現
その次にまた別の疑問が湧いた。タロットカードのハングドマンはやや特殊な状況なので別として、処刑目的ではなく、例えば人質として縄で縛られて吊るされている場合は hung を使うのだろうか?例えば下記の状況である。

suspended dora

この点についてネイティブスピーカーの人々に意見を募ったところ、「tied up and suspended(縛られて吊るされている)」または単に「tied up」を使うと答えた人の割合が多かった。また、この状況に hung を使ったとしても問題ないという意見もあった(実際、hanged man の英語版のWikipediaには「a man being hung upside-down by one ankle」と書いてある)

○金田一少年の事件簿との関係
基本的な調査結果はここまでなのだが、念のため友人のドクターKにこの件について相談したところ、彼はネイティブスピーカーではないが「処刑的なものは全般的にhangedなのでは?」と今回の正解に近い意見を提示してくれた。それとともに、「『金田一少年の事件簿』のタロット山荘殺人事件で、犯人が君と同じ勘違いをしていてそれが原因で追い詰められていたよ」と教えてくれた。私もその話を読んだ記憶があるが、ハングドマンの正位置などすっかり忘れていた。彼の記憶力がすごいと言うか、単に私の記憶力が悪いのだろうか…(苦笑)


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