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机の下の秘密基地
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英語が苦手な生徒さん・タイプB

勉強に苦戦する男の子

 

前回のつづき。

また、英語を勉強していて「文が表している状況がよく分からない」ということで詰まってしまう生徒さんも多い。

特に長文ではなく文法問題集を解いている際によくこの現象が発生する。

例えば

He insisted that we ask the way at the tourist information center.
(彼は我々が観光案内所で道を尋ねることを提案した)

この文章は英文法的に言うと「提案や要求を表す動詞の that節 の中では原形か should を使う」という定番の知識を伝えるための例文である。

しかし実際にこの例文を目にした多くの生徒さんが「そもそも何を言ってるのかが分からない。だから、この文で文法を説明されても全然頭に入ってこない」と言うのである。

普通の感覚からするとこの文章が表している状況は多少なりとも想像がつくような気するが、実際問題として「言っている意味が分からない」という生徒さんがいる以上、どう説明するべきかを考える必要がある。

私は上記の文において生徒に「これね、多分、大人の男性が何人かグループで旅行してるんだよ。で、リーダーが少し頑固なやつなんだね。『俺がちゃんと色々と調べてきてるんだから問題ない!』って言うんだけど、明らかにみんな道に迷っちゃってる。そこでメンバーの一人が思い切って『おい、リーダー。やっぱりここはちゃんと聞いた方がいいよ』って言い出した。そんな状況なんだと思う」と伝えた。

そうすることで初めて生徒さんは「あ〜…」と納得し、そして「提案や要求を表す動詞の that節 の中では原形か should を使う。ふむふむ、こういう風に何かをリーダーに提案したいとか、そういう時ね…」と分かり始める。

つまりこういった生徒に文法の解説を行う場合、例文が出てきたらまず状況が把握できているかを確認し、厳しそうであればまずその状況を具体例を出しながら説明してあげることが必要である。

根本的なことを言うとそういった生徒さんの場合、もちろんこのような英文法の勉強も必要ではあるのだが、できるだけ「長文」を多く読ませてあげた方がいい。1つのまとまった文章であれば文脈があるので状況をイメージしやすく、「英文法は苦手だけど文章を読むのは楽しい」と言ってくれるようになった生徒さんは多い。

私が個別指導のセンターなどで周りの先生の授業の様子を見ていると、どうも文法に対して力点を置き過ぎている先生が多いように思う。最近の入試では長文読解の配点の割合が高くなってきているし、何より文法ばかり勉強していても楽しくないだろう。それよりは英文をたくさん読み、英語の楽しさを感じてもらった方がいい。

そこで大切になってくるのは「面白い英文」を提供してあげることである。端的に言うと学校の教科書の英文はあまり面白くない。お勧めは何かと言うと、英検で出題される長文である。科学分野の話であったり、あまり広く知られていない人物の伝記だったりと、読んでいて本当に面白い文章が多い。もう1つ付け加えれば、私は最近その存在を知ったのだが JoyReader という問題集である。こちらは残念ながら学校用教材であり市販されておらず、個人が手に入れるにはオークションなどを利用するしかない。ただ、JoyReader のコンセプト自体が「読んでいて面白い文章を集めました」というものなので、楽しく英語を勉強するにはうってつけの教材である。今後このような教材がさらに増えてくれることを願っている。


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