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机の下の秘密基地
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インド感あふれるインド料理屋
先日、あるインド料理屋に入って食事をした。

仕事に行く途中の経路にあるインド料理屋なのだが、いつもインド人とおぼしき店員が店の外に出て、道ゆくすべての人に「コンニチハ〜!」とさわやかな笑顔で挨拶をしている。私は挨拶されると反射的に挨拶し返してしまう習性があるので、たびたびこのインド人と挨拶だけは交わしていた。

そして先日、一体どんな店なのだろうと好奇心に駆られ、ついに仕事帰りに初入店を果たしたのである。

店には「インド・ベトナム料理」という看板が掲げられていた。果たしてインド料理とベトナム料理というのは近いものなのだろうか?私の不勉強なのかもしれないが、なんだか早速、アジア特有のごちゃまぜ感を感じる。

メニューを広げてみると、意外にもインド料理屋としてはオーソドックスなラインナップである。私はカレー2種&タンドリーチキンのセットを注文する。


「辛さ、選べるね〜。どうします?」

「あ、普通でお願いします」

「お兄さん、自転車で来てるね〜。家近くなの?」

「ここから30分くらいですかね〜」


そんな感じで、例のインド人店長と初めて軽い会話を交わす。

店内は狭く、また夜の21時過ぎであったためか、客は私一人だけであった。すぐ横の厨房にはインド人コックが2人、そして店の中と外を絶えず細かいステップで行き来するインド人店長。狭い空間でインド人3人に囲まれ、なんだか本当にインドにやって来てしまったような気分に襲われる。

突如、インド人店長が思い出したようにスピーカーのボリュームをぐぐっと上げる。それまで環境音のように静かに流れていたインド風のBGMが、まるで映画館でインド映画を見ているかのような騒々しさで流れ始める。いやいや、そんなの別にいらないから!(笑)あんた自分がうるさいと思ってるから今まで下げてたんだろう!

やがて注文した料理が運ばれてくる。その味は至って普通のインド料理屋の味で、可もなく不可もなくと言ったところである。

私が食べている間もインド人店長は私に向かってしきりに「ダイジョウブ?」と声を掛けてきたり、また店の外に出て行って「コンニチハー!」と通行人に声を掛け続けたりしている。

日本の普通のレストランなら店員が客に向かって「大丈夫?」なんて言い方は絶対にしないだろうが、彼は外国人であるし(外国のレストランはそういう言い方をすることが多い気がする)、そしてこちらの様子を常に気にしてくれていることが伝わってくるので全く嫌な感じはしない。むしろマニュアル通りの寂しい雰囲気のレストランよりフレンドリーな面白みがあって楽しい。


「お食事、どうね?辛くない?」

「ああ、ちょっと辛いですけど、そこがまた美味しいですね」

「辛さ選べるよ。さっきも言ったけど」


なんだかまたちょっと気になる言い方があった気がするが、彼に悪気はないはず。単に辛さが選べることをアピールしたいだけなんだ。

すると店長、今度は細かいステップで厨房の方に移動し、私には理解できない言葉で2人のコックに対してかなり厳しい口調で説教を始める。私が「一体どんなことを言ってるんだろうなあ…」と何の気なしに厨房の方を眺めていると、それに気付いたインド人店長がこちらを振り返り、ニッコリと笑顔を浮かべながら「ドウモデス〜!」と一言。そしてまた素早い動きで店の外に出て行く。とにかく忙しい人である。残されたコックは親指についたカレーをチュパチュパなめて味見をし、難しい表情を浮かべている。あれ、ジブリの映画なんかだとよく見る光景のような気がするが、飲食店の味見ってああやってするものなのか…?

やがて私が料理を食べ終える頃、店長が厨房からちょっと豪華なアイスクリームを持って出てきた。


「お客さん、お客さん、これ見て!」

「おお、すごいアイスですね!これもセットについてくるんですか?」

「いやいやいや、あなたのじゃないよ。上のお客さんの。メニューのここに載ってるね」


とメニューのデザートのコーナーを広げて私のテーブルに置く。じゃあなんで私に見せたんだ…。でもまあ、うちの店にはこういうものもありますよって見せてるだけだから、そんなにおかしなことでもないか…(まあ、日本の普通のレストランでは絶対やらないだろうけど)


そんなこんなで料理を食べ終え、私は店を後にした。びっくりするほど美味しいとか、料理がリーズナブルといった特徴のある店ではないないのだが、慣れ親しんだ日常の空気から少し離れてみたいと思ったときにまた行ってみたいと思える店だった。(ただ通勤経路上にあるので挨拶だけは今後もしょっちゅう交わすことになりそうだが…)


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