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机の下の秘密基地
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横浜が誇る眞葛焼、宮川香山【5】
前回のつづき

○田邊哲人氏のコレクション

田邊哲人氏はスポーツチャンバラの創始者としても知られる眞葛焼のコレクターである。山本氏にしても田邊氏にしても、非常に個性的で人一倍物事にのめり込むタイプに見える。宮川香山の作品はそういった人に対して特に強く訴えかけるのかもしれない。

田邊哲人氏のコレクションは神奈川県立歴史博物館に委託されており、そこで展示されている。あの有名な渡蟹水盤も含まれているのだが、コレクションの数が相当数あるのに対して展示スペースがそれほど広くないため、定期的に入れ替えを行いながら常時10品ほどが展示されている。見たい作品が展示されているかどうかは博物館に問い合わせれば教えてもらえる。私が問い合わせた時は学芸員の人が「カニは…今は展示してないですね、はい」と教えてくれた。重要文化財レベルの作品だと思うが、このように学芸員の人たちも「カニ」とかわいらしく呼んでいることを知ってちょっと可笑しかった。

神奈川県立歴史博物館


この学芸員の人と話して教えてもらったのだが、こうして作品の委託を受けた場合、作品を保管・展示するという作業はもちろんのこと、他の博物館・美術館からリクエストがあった場合に貸し出しを行う仕事というのが存在する。委託された作品の価値を最大限に発揮できるよう、どこの博物館にいつ貸し出すのが適切なのかを検討する。そういった事情があるので何の気なしに「次にいつカニが見れるのはいつですか?」と聞いてもなかなか簡単には答えられないそうである。

さて、実は宮川香山が没したのは1916年であり、ちょうど再来年が没後100周年にあたる年なのである。学芸員の方いわく、まだ具体的な話は出ていないものの、ひょっとするとこれから何か動きがあるかもしれないとのこと。一ファンとしては近年注目が集まってきた宮川香山の作品が、これを機に一堂に会するビッグイベントなんてのが開かれたらすごいんじゃないかと想像してしまう。この没後100周年を機に、横浜の素晴らしい文化遺産「眞葛焼」がより多くの人に知られることを願うばかりである。


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