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机の下の秘密基地
……プロ家庭教師ごん太の小さな発見……
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切り札のオーラ

 先日、大学時代に所属していたソフトボールサークルのOBたちが作ったチームが「人数が足りない」と言うので試合に飛び入り参加してきた。

ちなみに、私は確かにソフトボールをやっていたが、お世辞にも上手なプレーヤーではない。試合なんかに出るのは何年かに一度程度である(ちなみに前回の時の話はこちら)。

当日行ってみると何とか人数が足りたらしく、ちょうど9人揃っている。これは私が出なくても大丈夫ではないか。なんだかほっとするような、ちょっと拍子抜けするような気持ちであったが、愛用のカメラでみんなの写真を撮るなどして試合を楽しんでいた。

すると試合はこちらの大量リードで進み、勝利が半ば決定的となった。そうするとチームメートたちが「ごん太さん、せっかく来てもらったんで代打で出しますから、好きなように打ってきてくださいよ」と気を利かせてくれる。

そういった訳で打席に立った私。変な話だが、私はこういう「お情けで打席に立たせてもらう」ということにかけてはベテランである。大学の時からこういった場面での起用が多かったからだ。そして、だからこそ知っている打ち方がある。

相手のピッチャーの考えはこうだ。大量の点差がついてしまった。敵チームは余裕モードに入り、さっきまで写真を撮っていた奴を代打に出してきたぞ。よく見ればこいつだけユニフォームを着てないじゃないか。背中にビニールテープで背番号が貼りつけてある。こんな奴が大したバッターである訳がない。こういうところでは確実にアウトを取らなければ。一番まずいのはフォアボールだ。少し球速を落としてでもストライクゾーンに入れていき、打たせて取っていこう。

十中八九こう考えている。そこで、こちらは初球に全てを賭けるのだ。この日初めて打席に立つ訳だから1〜2球ピッチャーのボールを見極め、タイミングが分かってきたところで勝負というセオリー通りの考え方もあるが、弱者が勝つには常に奇襲戦法というのが昔からの決まりである。

案の定、ボールはややゆっくりした速度でストライクゾーンに入って来る。ここまでは狙い通り、あとは芯に当たることを祈って思い切りバットをスイング!ボールはセンター前へ。シングルヒットとなった。もしセンターが良いポジションについていて、良いスタートを切っていればフライアウトだったかもしれないが、ここにも初球打ちという意表をついた効果が現れているのである。

私は自分の考えた通りに事が運んだので大満足であった。試合も11点差で勝利し、本当は祝勝会といきたいところだったが、みな忙しいということで解散となった。そこで私はマックに行き、遅い昼ごはんをとった。心なしか、みなが私のことを見ているような気がする。やはり代打の切り札には日常でもオーラがにじみ出てしまうものなのだろう。

そして家に帰りつき、お風呂に入ろうとジャージを脱いだ際、上着にビニールテープの背番号が貼りついたままであることに気付いた。マックで感じた視線の正体はこれだったのか…。

背番号24


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